人生1/3も寝ているのは何のため
毎日 寝ていますよね?
でも、快適に眠れる時と、眠りに不満が残る時がありますよね!
なぜでしょうか。
今日は人はなぜ毎日眠るのか、考えてみませんか!
まず、最初に何のために人生の1/3も寝ているのでしょうか?
眠りには私たちが毎日快適に過ごす為の大切な役割があるからです。
もし仕事で心配事で眠れない時、どんな症状が現れるでしょうか?
それが眠りの役割です。
主に睡眠の役割は5つです。
①勉強や仕事で働いた脳を休める。
②成長や新陳代謝の為の各種ホルモンを分泌する。
③免疫細胞の働きが活発になり免疫力が高まる。
④疲れた体を休める。
⑤記憶の整理をする。
私がお客様に「何のために眠ると思いますか?」とお伺いすると
「眠くなったから、疲れたから」との答えが多いのですが、今回は特に大切な①と⑤についてお話させていただきます。
私達は起きている限り、ボーッとしていても脳が働いています。
脳は基礎代謝の20%近くを消費しています。
脳を長時間働かせていると疲労が蓄積し、睡眠によって脳を休ませる必要がでてきます。
眠ることにより深部体温を下げ、内臓・脳の働きを抑え、休ませているのです。
脳を休ませ、回復するには睡眠しかないのです。
記憶の整理とは、起きている時に体験、学習した事を必要な時に取り出せるように睡眠中に整理、配置しているのです。
勉強や仕事で学習したことを覚えるのは、睡眠時間を削って覚えたよりも、十分睡眠をとった後の方が良く記憶しています。
良いアイディアが浮かぶのも朝目覚めた時です。
又、最近アスリートが睡眠を大切にしているのも、今までできなかった事が翌日出来るようになったのも、睡眠中の記憶の整理が行われた良い例です。
①・②・③は就寝前半3時間くらいの間に行われ④・⑤は後半に行われています。
睡眠はただ疲れによる眠さを解消するだけではなく、身体の中で様々な事が起こっているのです。
そうそう、眠りの研究の歴史はまだ70年余り、これから、もっと、睡眠の不思議が研究されて来るのでしょうね。
次回は
なぜ眠くなる、5つのメカニズム
お楽しみに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・