なぜ眠くなるのか?5つのメカニズム・・ その2
今日は
③深部体温が下がると眠くなる。
④夜、ゆったりと過ごすと眠くなる。
⑤睡眠環境が良くなると快眠が得られる。
についてお話します。
最初は「深部体温が下がると眠くなる」です。
ここ2~3年眠りについてのテレビ番組が増えてますよね。
その番組の中で一番多く快眠のポイントとして取り上げられるのが「深部体温を下げる」です。
深部体温とは私達の皮膚表面の体温に対し中心部内臓の体温の事です。
中心部内臓の体温の事です。
深部体温は日中は高く、睡眠中に低くなります。
深部体温が下がると、自律神経の副交感神経が優位になり次第に眠りのモードになり熟睡できます。
睡眠の為に深部体温を下げるには、一度体温を上げるのが効果的です。
その為には夕方4時頃から7時頃の30分以上のゆっくりとした散歩と入浴がお薦めです。
入浴は就寝1~2時間前に39度~40度位のぬるめのお湯に20~30分くらいが効果的です。
入浴により体の表面の血管が拡張し、お風呂から上がった後に次第に深部体温が下がて、お風呂のリラックス効果とあいまって眠気が訪れてきます。
睡眠の為にはシャワーではなく、温めの入浴がお薦め、冷えで眠れない人にも効果です。
二つ目は「夜、ゆっくりと過ごすと眠くなる。」
私たちは体の機能を最適な状態に保つため、意識することなく「自律神経」が働いています。
日中、活発に動いていると「交感神経」が優位に働き、ゆっくりしている時「副交感神経」が優位になります。
夜、寝る2~3時間前からリラックスしていると副交感神経が優位になり、スムーズに眠りに入れます。
質の良い睡眠の為の生活習慣
①運動は就寝の3時間前までに。
②食事は消化するのに3時間程度かかります。
夕食は遅くても就寝3時間前までに、寝る直前の食事は副交感神経の出番がなく、熟睡は望めません。
皆さんご存じたと思いますが、③深夜のコンビニ、寝るまでのパソコン、深夜のテレビ、枕元にスマートフォン・・。
強い光は脳を覚醒状態となる為、寝つきが悪く、深い眠りは得られません。ベッドに入る直前まで強い光を見つめていると、脳は昼と勘違いし、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑えてしまいます。
今日の三つ目は「睡眠環境」
理想の寝室は一流ホテルの雰囲気。
室温、光、音、そしてベッド・寝具です。
寝室で気になるのが、騒音ですよね。
時計の音や冷蔵庫、エアコンの音ですよね。
規則的な音を締め出せないときは、ゆったりとした音楽を小さな音量で流せば打ち消すことが出来ます。
室温は、岩手では余り気になりませんが夏は25度位、冬は15~18度位が適温です。
ところで、寝具の中の温度(寝床内気象)は温度は33±1度、湿度は50±5%です。
不思議ですが一年中おなじです。
当然、季節によって掛けふとんの組み合わせが違ってきます。
どんな寝具が良いか? 選び方は最終回にご案内させていただきます。